パンデミックの意味が解かっていない方、多過ぎますね。 突然、現れたカタカナ語で戸惑うのも分かりますが、言葉の意味というより、その " 怖さ " を深刻に受け止めないとマズイです。 辞書で引くと " パンデミックとは、感染症の全国的・世界的な大流行をいう。 爆発感染などとも表現される。" となっていて、文字通り、これは語句の意味、外国語 ( 英語 ) の翻訳です。
本当に重要なのは " 新型コロナウイルスによるパンデミックが起き蔓延している " という世界的事実と " これにより世界がどういう危険に直面するのか " というコトなのです。 楽観視なんて出来るワケありません。 だってメリットなんて何にもありませんよ。 まぁ、違法にマスクの転売しているヤツはウハウハだろう、なんて思うかもしれませんが、事態はそんな小手先の出来事じゃ済まないんです。 ( 転売している方、ちゃんと考えておヤメなさい )
このままもし広がりを終息出来なければ、少なくとも治療薬が完成し対処出来る状態となるまでは、人類は確実に危険にさらされるワケです。 外出禁止の措置も皆さんがどこまで深刻に受け止められるか、で効果はまったく異なると思います。 何よりも " そんなコトでしか我々人類は安心を担保出来ないトコロまでウイルスに追い詰められているのだ " という絶望的な状況に置かれてしまっている、という認識をもっと強く持たなければダメですよ!!
健康で丈夫な若者に感染しても症状が表れない、或いは、症状が表れるまでに２週間も潜伏期間があり、しかもその間も他者を感染させる可能性もある、となれば、ソレって潜伏期間じゃないじゃんというツッコミも入れたくなるトコロですよね。 で、この状態になった方が、そうとも知らず、年配の方や病弱な方、或いは抵抗力の無い人々に感染させれば、思いもよらない、望みもしない事態に容易に移行する というコトを理解する必要があります!!
何が怖いのか・・・コレはあまり書きたくないけれど、肺炎の重篤な最期っていうのは、窒息死なんですよ。 そりゃあ苦しいですよ、何たってどんだけ頑張って呼吸しても肺の機能が失われているから大気から酸素が得られなくなっちゃうのです。 周りに酸素はいっぱいあるのにウイルスによる肺炎で機能が失われるんです。 ですから、重篤な症状まで進行している方に、注射をポチッとかのみで治るワケ無いし、治療には集中治療クラスの体勢がどうしても必要となります。
ソレが出来なくなりそうなんです。 ほぼ同時にたくさんの方が重篤な症状になった場合、とてもじゃないけれど対応出来ず、見殺しになる可能性が非常に高いワケです。 苦しいのに辛いのに何にも出来ない・・・これがもう目の前にある事実なんです。 もうちょっと深刻に考えて欲しいんです。 子供が運動不足で・・・とか、ずっと家に籠りっきりじゃストレスが増しちゃうよ、とか、せっかく桜が咲いたから・・・なんていう意見には、僕は 「 はぁ??? 」 としか言えません。 生活するための最低の行動だけにでも細心の警戒が必要なのに・・・どうか、考えを改めてキチンと危険を認知して下さい。
そしてこんなにも危険な状態なのに生活必需品の製造や配達のための活動も止めるワケにはいかないですよね。 だって更なる混乱を招きますから・・・どうやって必要なモノを必要な人々に調達するのか・・・むしろその " かいくぐり方 " が問題になっちゃうんですよ。 自宅待機や外出の自粛などの " 我慢 " で済むのはまだ有難いですよ、まぁ、単純な比較は出来ませんけれども、例えば危険を承知でウイルスが蔓延するトコロで働く医療従事者の方々の勇気には敬意さえ感じる、というのが僕の率直な感覚で、すべてはそういう観点、つまり " 現在、既に非常に困った状態なのだ " という認識を基に考えるべき段階になっていると思います。
ウイルスの様々な研究が成され、安心安全な治療法が確立し、その治療が人々に行き渡るまでの間、どれだけの命を守るコトが出来るのか、どうするコトでこの難局を乗り越えられるのか、を一個人としても懸命に考えなくてはいけません。
