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WEST SOUL JAM ~とびたいきもち~

かけがえのない日々のイロイロ

70年代の後期頃から

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70年代の後期頃から

音楽、特に楽曲制作に大きな影響を与えたシーケンサー。 70年代の後期頃から " コンピューター・ミュージック " と呼ばれる新ジャンルが登場し " テクノ " という愛称で呼ばれ、一大ムーブメントにもなるのです。 サウンドも革命的でしたが、何より革命的だったのは " ノリ " とか " グルーブ " といったリズムパートの構築の仕方が " 発音させるタイミング " だったコトでした。

コンピュータやシーケンサーの登場以前からリズムの世界は、ホントに奥が深く、実に面白いモノです。 リズムの起源は人類の進化の歴史と同じくらいだと言われていて、手で身の回りのモノを叩くトコロから始まり、それによって会話の代わりに意志を伝える手段だったとも言われています。 現在の音楽全般の基礎は、もうその時代に " 伝達手段 " として開花していたワケです。

遠くの人々に伝えようと、叩くと大きな音がするモノを見つけ出したりしながら、現在の楽器につながるモノが登場したり、それらの音色を真似るうちに言語や発声の基礎が育ち、ヒトが話すようになるきっかけとなったとも言われています。 そして同じ " 音 " ならば心地良いほうがイイという進化の仕方を繰り返して来た、というのが楽器の進化なんですね。

打楽器の奥深さは、ズバリその " 打つタイミング " なのです。 ジャズやブルースの譜面を見ると、一拍を 「 タッカ 」 と示す記述があります。 「 タッカ 」 とは 「 タタタ 」 の2番目の音を休符にするという " 一拍を3等分 " という解釈なら 「 タンタ 」 の 「 ン 」 が休符で 「 タ ( ン ) タ 」 と同じっていうコトになるハズだけれど、実は色んなニュアンスの異なる 「 タッカ 」 が存在してて、そのバリエーションは多種多様なのです。 こんな曖昧な表現になっちゃって申し訳無いんですけどね。

「 タッカ」 について分かりやすいのは、ロカビリーやカントリーの古い音源かなぁ・・・あと、リバイバルで古いロカビリーナンバーをカバーしリズムをコピーしているバンドの音源などでも、バリエーション豊かな 「 タッカ 」 が楽しめるハズです。 「 タタタ 」 は3拍、コレが連続すれば3拍子の音楽 ( ワルツ等 ) となりますが、実は掘り下げると3拍子の音楽のリズムのとり方も多種多様なんですよ・・・様々な3拍子が存在しています。 4拍子の1拍を多様な 「 タッカ 」 とするコトで、ダンサブルな " 跳ねるカンジ " を楽曲に加えるコトが出来る、というのを人類はいつの頃からか知ったのです。

カギとなるのは " 4と3のミックス " なんです。 そう考えるとリズムには " 無限の可能性 " と " 遥かなるルーツ感 " が同時に存在している、というコトにも気付けますよね。 アーティスト・宇多田ヒカルさんは、こうしたリズムの起源をとてもよく研究していて、素晴らしい楽曲が多いです。 特に黒人音楽の極みでもある " リズム & ブルース " は彼女のフィーリングの基礎と言っても過言では無いでしょうね。

つまり彼女が生み出すナンバーは 「 タッカ 」 及び、8拍を 「 3・3・2 」 のアクセントで構成した楽曲で溢れていて、特にダンスナンバーで無いユッタリな曲調でもカラダが動いてしまうのです。 そしてダンサブルなナンバーでは " 16ビート系R&B " というヒップホップナンバーやクラブサウンド等で有名になった進化系リズムが取り上げられています。

ドラムの練習パターンに " アフロキューバン " というリズムがあります。 これは " リズム & ブルース " とは異なる発想で、8拍と6拍をミックスさせ、ダンサブルなフィーリングを生み出しています。 これも基本リズムのパターンはあるものの、そのバリエーションは多種多様であります。

歌詞、メロディー、そしてリズム・・・これらがベストマッチしたらスゴイコトになりますよね。 想像しただけでも鳥肌です。
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