好きだし気になるから、新たにリリースされた様々な楽曲を聴くのだけれど、ちょっとココ数年のメジャーな邦楽の新譜は、言葉の壁が無い邦楽でありながら馴染めなさが強くなってる気がする。 もちろんコレは僕個人の主観に過ぎないのだけれど、手っ取り早く言うと " 方向、逆なんじゃないの?? " というカンジだ。
素直で繊細な感性そのものは、よりプライベート感を強めているし、サウンドやミキシングのギミックも申し分無いクオリティ。 で、なのに何なんだろうなぁ・・・と思う。 今の楽曲の成分は、芯や軸となる精神的な強さが何故か希薄で、モヤモヤと渦巻く不安要素ばかりが過剰に増幅され " ズバ抜けたリアリティ " と " 赤裸々なまでの問い掛け " があたかも芯や軸であるかのように存在している気がする。 でも・・・ソレって芯や軸に変えられるモノなのかな・・・代えてイイのかなぁ??
" 大衆音楽は時代を映している " ・・・そうだね・・・そうなんだ・・・。 でも " だからこそ " っていう反動こそがいつの時代でも新たなパワーになるんじゃないのかな・・・もしも混沌から動けなくなっているのなら、どうか抜け出して立ち上がって欲しい!! 才能や感性をそこに集中させて欲しい・・・なーんて雑事に追われつつ思うんだよね・・・。
夢や希望って、もうペラペラな絵空事なのかなぁ・・・ストレスを増産させる " 記念日ごっこ " で管理しましょう、みたいな。 不安が拭えないんだよね。 まとわり付いちゃってさ。 自信過剰もどうかと思うけど、不安過剰もどうなんだろ・・・。 " 不安 " って伝染するし、まだ可愛く思えるどこかでバッサリ振り切ろうとしないといつまでもうつむいたまま穴を掘り進むコトになるんだけどね・・・。
あれれ・・・僕、どれどれと楽曲を鑑賞しているつもりが、知らず知らずのうちに傷付いちゃってたのかな・・・あまりにも否定的な言葉ばかり浴びてたからなぁ・・・。 こうなってくると、強くなるべきなのは己なのかもしれないね・・・つまり、リスナー側。 身に付けるべきは情緒不安定にならない強さ・・・う~ん・・・そうなのかなぁ??? 音楽鑑賞ってそういうモノでしたっけ???
嫌なら聴くな・・・ですかね。
PS. リトルフィートのこんな動画があったなんて知らなかったな・・・洋楽ですが・・・。
https://www.youtube.com/watch?v=UkXTqkXL9d0
これも僕の主観ですが " 否定的な言葉 " は、どう使われるべきか、上記の曲が示していると思います。 この曲は、ある人物に物凄く惚れてしまった行き場の無い愛情についてや、愛すべき社会から逸れてしまったアウトローの心情、或いは高嶺の花であるスターに対する恋心について唄われた曲です。 いずれも叶うことの無い願いかもしれない・・・ココで歌詞は終わっています。 " それでもなお、願い続ける " ・・・そうは書かれてはいません。 その部分は敢えて省かれています。 ソレは聴き終わった後、貴方の胸に宿っているからです。