下記の内容を公開の後、直ちにHPに使用の誤った資料を掲載した写真記事を修正しました。 現在は問題の無いカタチに改まっています。 安心してお楽しみ下さい。
21.08.01 HP管理者
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愛知にまつわる戦国武将を個人的にHPで紹介して来たのですが、先日、新たな新事実 ( 僕にとっての ) が判明し、ちょっとショックです。 というのも、おそらくは明治時代以降に描かれたモノであろう浮世絵について、その絵のタイトル通り 「 本能寺合戦之図 」 なんだろうな、と思って写真特集で使用して来た図が、な、な、なーんと１８６８年に始まった戊辰戦争の図だったようなのです。
何故こんなコトが・・・だってちゃんとタイトルまで描かれているじゃないか、と思うワケですが、そう言われてよくよく見てみると、何故か建物に突撃している集団は、黒い洋服を着てて、何故か " 千成瓢箪 " の旗印。 もしコレが本能寺を描いたモノなら、明智光秀の " 桔梗紋の旗印 " でなくてはいけませんね。 攻め込んでいるのが " 千成瓢箪の旗印 " なら豊臣秀吉軍っていうコトになってこれはもう顔ぶれからしてメチャクチャです。 百歩譲って攻め込む明智軍を退治しようとする秀吉軍をカットインさせてる図だとしても、いくら何でも秀吉の到着が早過ぎるってものですし、そうなれば絵のタイトルも変わってたハズ。 仮に " 戊辰戦争 " に当てはめても豊臣秀吉軍が居るってのはやっぱりメチャクチャです。
何故こんな絵になっているのか・・・実は明治の初めごろには、日本の世も変革続きの混乱期でしたから、本当はちゃんと " 戊辰戦争当時の上野での様子 " を当時の絵師や版元は絵に留めたかったのでしょうが、そうすると " 明治政府に刑に処せられ罰せられる " 仕組みになっていたワケです。 つまり政府に対する敵対感情を煽る可能性があるモノは取り締まられたらしいのです。 最低でも牢屋行きだったそうですし、ヒドイと首をはねられたようです。
そんな時代背景下で、当時の絵師や版元は 「 ずっと昔、戦国時代に起こった出来事の図です 」 とわざと偽って絵をばらまいた、という経緯があったのです。 買う方もそれは暗黙の了解という・・・実はこうしたすり替え画は、歴史的にも非常に多くて、そのコトからも当時の取り締まりの厳しさや、それでも ( 色んな部分をすり替えてでも ) 争いの真実を伝えなくてはという絵師らの意気込みも描かれている、ということなんでしょうね。
というワケで、僕が自身のＨＰにて 「 本能寺合戦 」 の部分で使用して来た図は、実は 「 戊辰戦争 」 の図であったとココで訂正させて下さいね。 せっかく新時代・令和になったのだから、なるべく正確な情報を分かりやすく、と続けて来た企画・・・ちょっぴり残念です。 こういう " 弾圧逃れの苦肉の策 " という事実がある、というコトを知った皆さんは、きちんとアタマを切り替えて正しい情報を得て下さいね。
ＰＳ. そうそう! そういえばこのオリンピックの開会式を記念しての７月２２日(木)と２３日(金)が連休になった事実を知らなかった人も多かったらしく、特に金融機関の店の前では、開かないシャッターの前で困惑する人も少なくなかったようですよね。 ちょっとした張り紙１枚で済むコトなのに、何故サービスが行き届かないのか・・・今は " 令和 " なんですよ。 これは憂慮すべき案件なんですが、有料の告知メディア ( ネットサービス、テレビ、ラジオ ) 離れの加速も、普及の加速もその両極端化が深刻化しているようです。
つまり " ずっと情報を受け続けてる派 " と " 有料情報は一切受けない派 " の両者がハッキリし始めていて、そうなると今後、発信方法のあり方も含め、深刻な情報難民も現れかねませんよね・・・何だか、とても勿体無い気がしてます・・・何のための情報網なんだろう、ってね。 本当に重要な情報の入手に関しては、国が責任をもって無償化すべし、と思いますけどね、これこそ本来の " 税金の使い道 " ではないのかなぁ・・・。 " 暴風雨でスピーカー音が聞きとれず何を話してるのか分かりませんでした " っていう時代じゃ無いでしょう!! クドイようですが " 令和 " なんですよ!!
