緊急事態宣言の効き目を云々したり、周囲の様子をうかがいながら " ちょっとぐらいいいだろう " 的な緩さの上塗りをしている場合ではありません。 コロナウイルスの変異株による脅威は消えるどころか新たな局面を迎え、更に危機的な状況に突入するかもしれない状態になっています。
日本における " ワクチン接種 " のスピードは、信じられない遅さで、急激な第４波の感染増加率に対応出来ていないどころかドンドン差を広げられているワケです。 このままでは本当にあらゆる分野で機能障害が発生することとなります。 今現在、直接関係無いと思っている人々の生活においても致命的とも言える影響が露骨に表われだすのも時間の問題だ、と思います。
そしてモタモタしているうちに新たな " インド型 二重変異株 " の存在とこのウイルスの国内侵入を許してしまいました。 この変異株についてはまだ分からないコトが多いのですが、この株が現在猛威をふるっているインドにおいては、感染爆発が起こっていて死者が加速度的増加しています。 専門家によれば " おそらく人類にとって最凶の変異株 " であろうという所見が発表されているのです。
それによれば " 感染力は初期株の２倍程度 " で " 感染してから重症化するまでのスピードも早い " とされていて、特に警戒すべき重大なポイントは " ワクチンが効かない可能性がある " というコトです。 コレが何を表すか・・・つまり人類が頑張って作り、懸命に接種しているワクチンとは互換性の無い新たな脅威が始まった、というコトになり、この新たな脅威が蔓延してしまうような事態に陥れば、コレに対するワクチンの開発・承認・製造・普及を待つまで、我々の生存そのものや健全な社会生活が維持出来るのだろうか、というコトなのです。
問題の核心部分に目を向けて、意味のある対応をしなくてはいけません。 " 慣れちゃった " とか " ちょっとくらい緩めても " なんていう悠長な話では無いコトを理解しましょう!! 賢明な皆さんなら、この事態がいかに危険な状態か、理解していただける、と信じています。 つまらないし寂しいですよ、僕も。 しかしココでブロックしないと、もっと残念な結果になるのは確実で、酸っぱいコトを言うようですが、一層の危機感を持つべきです。
オリンピックも断念すべきと僕は考えます。 日本政府は " 人類がコロナウイルスの脅威に打ち勝って開催するオリンピック " にしたい、とそのドラマチックな方向性を狙ってでもいるのかなぁ・・・もうソレは残念ながら無理だし " 何とも妙なスポーツの祭典 " になってしまうと思います・・・それよりも早々に取りやめ ( 或いは延期 ) として、その分のチカラを感染対策の方向に付与するほうがより現実的でヒューマンな価値観に基づく賢明な判断だ、と思うのです・・・まぁ、これまで投資し過ぎているから簡単に諦められない諸事情も分からなくは無い・・・しかし決断とは常にそういう " 割の合わなさ " に対してどう向き合うか、だと思います。 " 真に大切なモノとは何か " なのです。
これまでのような " 持てるチカラを小分けにして少しづつ強化して様子を見るやり方 " では、すべてが後手に回るという結果になっています。 イロイロと試す期間はもう終わりにすべきですね。 結果から言えば " 想定したより相手は確実に手強かった " のです。 今こそもっと判然とした優先順位目標を立て、短期集中的で多角的な視点を持った感染対策を行使・強化すべきです。
